ビルマとタイの桃源郷(後編)
'08年8月10~17日の8日間、ビルマ・チャイントォンやタイを巡った。前回‘ビルマとタイの桃源郷(前編)’に続き、今回はタイ編。
≪バス・ターミナルからチェンライ行2等バスに乗る。途中で検問、国境近くのエリアではお馴染みの光景だ。タイ人はIDカードを見せなければならないが、日本人顔の僕は大抵フリーパス。しかし今回は英語で声を掛けられた。かつて中国を旅していた時もそうだったが(‘中国の歌姫’記事参照)、検問チェックで警察官が話しかけてくる時はいつも英語だ。
「何処に行く」、「メーサロンです」、「ウ~イ、田舎だな!中国語はできるんか?」。…タイ語で返事をすると警官は何故か嬉しそうに笑い、「チョークディー(幸運を)」と言って去って行った。30分後、バン・パ・サンでバスを降りる。ここからはソンテウ(乗り合いトラック)に乗り継ぎ、秘境メーサローンに向かう。かつてチェンマイからメーホーンソンまで向かった道を彷彿とさせる、タイでは珍しいThe long and winding road♪≫
【写真左より】バン・パ・サンの交差点にあるメーサローン行ソンテウ乗り場。/メーサローンに到着した後、村を歩くと息を飲む風景に出会った。/同じくメーサロンの風景。陽射しは強いが風が涼しい。
≪メーサロンに来たのは初めて。山間にある小さな村には幾つもの安宿があったが、ソンテウは新生(シンセン)ゲストハウスの前で止まった。人懐こくて英語が堪能なオーナーが部屋を案内してくれる。シャワー、トイレ共同の部屋は何とたったの50バーツ(170円)。トイレとホットシャワー、TV付のバンガローは200バーツ。
宿には複数の白人客。それに日本人が一人、オヤビンさん。かれこれ9泊しているそうだ。メーサロン村の雰囲気や宿の心地の良さは瞬時に僕も理解。オーナーは白人やオヤビンさんとは英語で話していたが、僕とはタイ語。でも村の人とは中国語で話していた。先の警官が「ユースピークチャイニーズ(キャンユースピークチャイニーズではない)」と聞いてきた理由がわかった。≫
【写真左より】山奥の村なのに、コンビニがあるメーサロン。/かつて国民党の残党が中国から逃れてきた。だから中国語の看板や茶店も多い。/夜のShin Sane GHバンガロー。空気は旨いが夜は寒い。
【写真左より】メーサロンのタラート(市場)は朝5時から賑わう。豆腐も売られていた。/‘キング・オブ・インセクト’、カブト虫も。/ソンテウに乗ってメーチャンへと向かった。メーチャンからは2等バスで1時間揺られ、チェンラーイへ。
【写真左より】チェンライで知り合ったイギリス人とナイト・バザールへ。‘メコン街道:2008 Odyssey Two’記事で触れたアーン・ザ・スター(เอิร์น เดอะ สตาร์)の名曲‘Ror-tum-yang-nun-kub-ter(รอทำอย่างนั้นกับเธอ)’が演奏され、不覚にも涙。チムチュムを食わされた挙句、訳の分からんタイ演歌に泣く日本人に、彼女は軽く殺意を抱いたかも知れない。/翌日、VIPバスでチェンマイへ。夜はナイト・バザールで踊りを鑑賞。/タイ人美形ペアが操演していたマリオネット(人形劇)。
≪バンコクはWTC「伊勢丹」に‘鎌倉山’という日本料理店があった。オーナー(日本人女性)には兄がいたが若くして亡くなる。僕と顔が瓜二つだったらしい。そんな逸話が縁でタイ・バンコクに行くと必ず行っていた店だが、エンポリアム方面に移転。今回、店を探したものの、移転した‘鎌倉山’を見つける事は出来なかった。(追記:'09年1月に訪問。‘屋久猿ゴーズTOコリウッド('09年始編)’記事参照。)
あきらめてBTSに乗り、プラトゥーナームにある本日の宿へ。すると車内で僕の名前を呼ぶ声!名古屋のシーファー(タイ料理屋)仲間だった。3年前にセントラル・ワールド・プラザ前で偶然に会った事もある。因縁のリンチョーとサイアム・パラゴンで高級昼飯を食った後、ネット屋でメール・チェック。8年前にカオサンで知り合った功一○○7が偶然バンコクにいる事が分かり、カオサンへと向かった。≫
【写真左より】チェンマイから天使の住む都クルンテープへ、格安航空エア・アジアで飛ぶ。/カオサンのPCゲストハウス近くにて、関東に住む旧友小野間○○7と再会。/●「番外編」'08年8月23日、かつてPCゲストハウスで知り合った仲間と名古屋市緑区で集会。左より下等ダイソー、インチキ左党、嬰児コースケ、なむた~んK子、西森Cozy、功一○○7。その後、池田公園のシーファー~バンコクなどをハシゴ。実名も素顔もブログに晒してOKなカップ、との事だがワシ知らんぞぅ。●
■今回購入したタイのメディア(その2)■
★TVサウンドトラック「ラーイ・リサヤー(ร่ายริษยา-Rai Rissayar)」。以前‘TONGとBENZとZITA(タイ)’記事で触れたベンツ・ポーンチタ(เบนซ์ พรชิตา-Benz Pornshita)の最新CD。幾つものTVドラマ収録曲をかき集めたサントラだが、基本的にはルゥークトゥン(タイ演歌)。ベンツの歌う2曲目‘マイ・チャイ・ルーン・バーン・エーン(ไม่ใช่เรื่องบังเอิญ)’目当てで購入したが、他にもエーム(Amp)、ブアチョムプー、ZaZa、ランナー・カミング、Aof Pongsakといった実力派が参加。
★'08年8月16日にリリースされた4人組ロックバンド、Zealの4作目「4Real」。かつて「19」や「21」といったメロディアス・ハード・ロック時代のシカゴ(‘CHICAGO40周年記念カキコ’記事その他参照)、デフ・レパード、ガンズ、ナイトレンジャーなどの白人系男性ボーカルバンドを好んで聞いていたので、琴線に触れた。タイで似たような系統の男性ロックバンドとして、Potato、Kala、Big Ass。ボーカルが変わる前のSilly Foolsも素晴らしかった。
2曲目‘命尽きて(หมดชีวิต)’はゲストの女性ボーカルがエモーショナル。誰だ、彼女?クレジットを見るとบัวชมพู ฟอร์ด。…ぶぅあちょむぷぅ ふぉーど、ってBuachompoo Fordか!こりゃ驚いた。4曲目‘星(ดาว)’はMr.Bigみたい。ラスト10曲目‘プローイ(ปล่อย)’はFeat.Zita Zalai,Pang Kwankawというクレジットが見逃せない。タイ・ポップスではなくロックを歌うZita Zalai、はまり過ぎ。エンハンスドCDになっていて、パソコンで‘星’と‘命尽きて’のビデオが見られるが、Youtubeで使われているflvフォーマット。'08年9月20日にVCD及び珍しくDVDもリリースされており、DVDはボーナス・トラックも収録。
★Grammyのオムニバス・アルバム「Easy Lovers」。フィリップ・ベイリー&フィル・コリンズとは関係ない。‘やーぱいタイランド’記事で紹介したJZJの曲が4曲、それに‘TONGとBENZとZITA(タイ)’記事で紹介したKoh Mr.Saxman Feat.Zita Zalaiの超名曲‘クラブ・カム・シア(กลับคำเสีย)’も収録。JZJのアルバムは既に入手困難なので、「Easy Lovers」を見つけたら速攻でゲットしなさい(命令調)。
アルバム3曲目は‘メコン街道:2008 Odyssey Two’記事で紹介したタイの傑作ホラー映画「Body(ボディ..ソプ#19/บอดี้..ศพ#19)-'07」のテーマ・ソング、‘Kid-tung-tur-tuk-tii-tii-yuu-kon-diyow(คิดถึงเธอทุกทีที่อยู่คนเดียว)’のKoh Mr.Saxman Feat.Jennifer Kimヴァージョン。つうかこれがオリジナルらしい。他にもAnn Thitima、バード、メーウ・ジラサック(Nicoleの元旦那)、ナット・ミリアなどの大御所も収録されたお得な2枚組アルバム。
★同じくGrammyレーベルからリリースされた「Beautiful Day 1」。Ada apa dengan Cinta?とは関係ない。バード(Bird)、Aof Pongsak、エーム(Amp)、パーミー(Palmy)、Da(エンドルフィン)、ボー・スニタ(Beau Sunita)、Rose Sirinthip、Nat Myria、シーター・サーライ(Zita Zalai)、Potato、アイス・サランユ(Ice Saranyu)などの名バラードを、すべてインストゥルメンタルで収録。いわゆるカラオケ・トラックとは違う。「Beautiful Day 2」という続編も出ているが、どちらもCDリリースのみ。VCDは存在しない。

















