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平和の地、ブルネイ

1999年10月、ボルネオ島の小国家ブルネイ・ダルサラーム(Brunei Darussalam)を旅した。以下は当時の日記の抜粋。

≪タイ・バンコクからロイヤル・ブルネイ機でブルネイへ。時差はタイに対し+1時間、マレーシアと同じだ。多くの旅客が搭乗していたが、ブルネイで出国したのは4人のみであった。他はすべてトランジット客。とりあえずブルネイ・ドルに両替。この国のドルはシンガポール・ドルとリンクしている。バス乗場は空港から少し離れていた。ムッとする空気はまるでサウナ。バンコクより更に暑い。1ドル払って市バスに乗り、首都バンダル・スリ・ブガワン市内中心まで行く。乗客がじろじろ僕を見る。「こりゃ失敗したかな?」。‘観光するようなものがある国ではないよ’、と無言で語っているような気がしたのだ。車窓から眺めていると、道路の整備状況は良く家や車は立派だ。生憎、ユースホステルは満室だったので市街にあるキャピトル・ホテルにチェック・イン。

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写真左よりボルネオ島に到着。昼間のオマール・アリ・サイフディン・モスク。

バンダル・スリ・ブガワンは小さな街で、2時間もしないうちに歩いて一周できてしまう。見所は何といってもカンポン・アイル(水上集落)とモスクの2つに尽きる。水上集落というとスラムっぽいものを想像してしまいがちだが、そこは金持ち国家ブルネイ。歩いて家の中を覗いてみると、日本の家庭とまったく変わらない。モスクは正式にはオマール・アリ・サイフディン・モスクといい、40年前に建てられたイスラム建築。タージ・マハールに似ている。夕方から夜にかけてが特に美しく、何枚写真を撮った事だろうか。≫

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写真夕方のオマール・アリ・サイフディン・モスク。

≪宿から外に出ると強い日差し。少し歩くだけでシャツはじっとりと汗ばみ、頭はくらくらする。街を歩く女性の半数以上はモスリムでスカーフで顔を隠しているのだが、この暑さでは自分もスカーフが欲しい位だ。レンタカーを借りようと思ったが、1日120ドル近くした。それに郊外に出たからといって、特に見所があるようには見えなかったのでやめた。で、カンポン・アイルを一時間ほど歩いた後、ヤヤサン・コンプレックス本屋で立ち読み。イスラム教の本が多い。ロイヤル博物館に寄った後、橋を渡ってバンダル・スリ・ブガワンの西をどんどん歩く。その先にはスリ・コンプレックス旧ヤオハン)があるのだが、暑さに降参。途中でUターンしホテルに帰った。≫

≪特にする事もなくカンポン・アイルをボケ~っと眺める。バス・ターミナルの周辺には小さなマーケットがあり、日用品から食料、土産などが雑然と売られていた。雑踏の中、人をかき分けながら前を歩く。いくらブルネイが西洋型国家を装っていても、やはりアジアが見え隠れしているなあ、と市場を歩きながら思う。もっともそれは日本も同じか。マーケットの民芸品屋に、木工材工のオートバイ模型があった。以前にバリ島やインドで買った物よりはるかに精巧にできている。欲しくてたまらなかった(自分はバイクの模型と見ると何でも買ってしまう)が、旅はまだ始まったばかり。持って歩きまわる訳にもいかないのであきらめた。こういう時はバックパッカーよりスーツケース派のほうが有利だな。≫

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写真左よりモスクは首都のどこからでも見える。カンポン・アイルとボート。すべて1999年10月撮影

バンダル・スリ・ブガワンのバス・ターミナルから市バスに乗って国際空港へ。飛行機はタイ経由フランクフルト行だったため白人が多い。午後5時半に離陸。隣に座ったタイ人は英語が話せた。ブルネイのタイ料理店で働いているスワナさん、一時的に帰国するそうだ。かつてはバンコクで看護婦の仕事をしていたが、仕事がきつくて辞めてしまったとの事。僕が「近いうちにチェンマイとアユタヤに行くつもり。」と話すと、彼女は「車を持っているので送ってあげる。」と言う。バンコクからチェンマイまで何キロ離れているかタイ人の彼女が知らない訳がないのに…。真意が判らず、気持ちは有難いが丁重に断った。≫

□■□■□■□■唐突にプラネタリウムの話題■□■□■□■

子供の頃はプラネタリウムが好きで、高校時代までは名古屋市科学館に月1回行っていた。しかし最後にプラネタリウムを体験したのは名古屋市科学館でなく、インドのカルカッタで2002年1月だった。で、'10年4月11日、久し振りに名古屋市科学館を訪問。直径20mのドームは子供の頃と全く同じだったが、その隣に新たに円形のドーム建造中。直径35mの世界最大プラネタリウムだ。2011年1月に完成するらしいが…。

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完成すれば銀河はシスの暗黒卿に支配されてしまう。それを阻止すべく、ルーク・スカイウォーカー率いる反乱軍は衛星エンドア、もとい名古屋・伏見へと破壊に向かったのである…。

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